L研経営戦略セミナー31:コミュニケーションの戦略

久しぶりにドラッカーを手にとってぱらぱらめくっていると、コミュニケーションについて言及しているところを見つけました。

へー~と思って読んでみると、さすがドラッカー、私の言っていることと同じ部分がかなりあり、ずいぶん意を強くしました。

いちばんのポイントは、相手の価値観や信条に沿って話をしていくことが基本だということです。

これに対して上意下達のような命令は、情報伝達でしかなくコミュニケーションにはならないということです。

この場合は、受け手は自発性は発揮されにくく、ただ反応するだけになりがちです。

ドラッカーは、目標管理を導入し、それをどう達成するかについて意見をかわす過程で、受け手やこちらの考えや価値観、見方が共有される、と述べています。

私は最後の部分については、懐疑的です。

もちろんまったくムダとも思いませんし、ある程度の効果は期待できるでしょう。

しかし、リーダーが本気でコミュニケーションをとる気で行わなければ、受け手の価値観を理解しようなどとは思わないようような気がします。

したがって、リーダーは人間の価値観を意識的に勉強することが必要だと思うわけです。

手前味噌ですが、拙著『リーダーの人間行動学』は、その方向にリーダーを導くための本というわけです。

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■人間分析に関する参考書籍

佐藤直曉著『リーダーの人間行動学』は、人間の行動基準パターンとその理論を簡単に紹介しながら、応用として、歴史上の人物の行動分析を行っています。歴史上の人物には極めて強い個性をもっている人が多く、そのため特徴がはっきりでやすく、人間分析が比較的容易です。したがって、勉強材料としてとてもよいのです。

扱っている人物は、南極探検家スコット、乃木希典、空海と最澄、ショパンとジョルジュサンドです。 いずれも、極めてユニークな個性の持ち主ですので、特徴がわかりやすく、理解しやすくなっています。

各人物には、それぞれ質問を用意してありますので、読者はそれを考えれば、一層人間分析の意味が理解できるでしょう。

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